工業会のご案内

会長挨拶

時下、会員各社の皆様におかれましては、ますますご隆盛のこととお喜び申し上げます。また平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

当会を取り巻く環境として、全国の交通事故数・死亡者数は減少傾向にございます。人口当たりの発生状況も減少していることから、交通安全に対する啓蒙活動が奏功していることがうかがえます。しかしながら、毎年2,000人を超える方々が亡くなられております。運転者の皆様だけでなく同乗者の方を含め、車に関係する皆様に保安炎筒の正しい使用方法を周知することが重要であると考えております。

2023年5月に新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが、季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行しました。これにより、法律に基づいた外出自粛の要請などはなくなり、日本における交通量も徐々に増え、交通事故件数が増えるおそれがあります。当工業会としましては安全で快適な交通社会を実現するため、交通安全の関連行政と一体となって運転者等への普及活動を一層尽力していく次第です。

また、保安炎筒の正しい使用方法を周知するとともに、より安全な廃発炎筒の回収運用、廃発炎筒広域回収システムの運営に努めていかなければなりません。2019年11月頃より廃発炎筒回収箱の注意喚起内容及び回収運用について、全ての事業者様に廃発炎筒をより安全に分かり易く排出をいただくため、変更を致しました。今後も回収運用のDX推進を図り、より効率的な運用方法を構築するとともに、全国の排出事業者様に対しても、廃発炎筒の安全な取り扱い方法の周知徹底をより一層、図ってまいります。

回収のみならず、廃発炎筒の処分についても重要と捉えております。2022年度は2021年度と比べ、外装容器及び金属部分のリサイクル率が若干の減少となりました。これは、リサイクル率が高い少数の処分場に集中させず、各回収拠点に近い地方の処分場への分散処理を行ったことが要因です。リサイクル率を考慮することは環境面において重要であり、分散処理を行うことは運送距離の短縮など安全面において同じく重要です。今年度は安全面ならびに環境面のバランスをとった運用方法に取り組んでまいります。

最後になりますが、会員各社の皆様には引き続きお力添え賜りますよう、何卒宜しくお願い致します。

日本保安炎筒工業会会長
小川 文生

工業会詳細

名称

日本保安炎筒工業会

所在地

東京都中央区京橋1丁目17番10号 日本カーリット㈱営業本部 化薬部内

電話

03-6685-2052

FAX

03-6685-2050

メールアドレス

jsfia@safety-flare.jp

会長

小川 文生

設立

昭和44年10月

事業内容

発炎筒の啓蒙活動

キャッチフレーズ

故障・事故のときは発炎筒を!

(目的)
本会は、保安炎筒のJIS制定の精神を基調としてその需要の開発、生産振興を図ると共に、業界の健全な発展と公共の安全に寄与することを目的とする。

(事業)
本会は前条の目的を達成するため下記の事業を行う。

  • 保安炎筒の品質の改善、生産技術の向上及び規格の改良等に関する研究と指導。
  • 保安炎筒の認識普及のための共同宣伝。
  • 保安炎筒に関する調査及び研究
  • 関係官庁および事業団体などとの連絡。
  • その他本会の目的のための必要な事項。